年末年始のお届けについて
12/26-1/5は、お問い合わせ対応および発送業務はお休みとなります。
福留さんの棚田米(ひのひかり)
土佐山田町東川西ノ谷の棚田
こんにちはTABEGORO店主の石川です。
暑さ寒さも彼岸までといわれるように、ここ南国高知も秋めいてまいりました。
今日は、香美市土佐山田町の街なかから10Kmほど北部方面の山中に入った東川西ノ谷で先祖代々の棚田を守っている福留さんを訪ねてきました。
棚田をまもる福留さんご夫婦
今年86歳になる福留さんのご主人(下写真右側)奥さんと二人で棚田を守っています。
「いったい何枚の棚田を管理しているんですか?」と尋ねると、
「んー、下が40枚ぐらいかねぇ。」
「上が1、2、3、・・・・・11枚あるき、、、50枚ばぁはあるねぇ。」
なんと!たったお二人で50枚以上の棚田を管理しています。
「昔は、全部手で植えて、手で刈りよったぜよ」と
幻の米、「穂岐山米」の産地
東川西ノ谷の標高は海抜300㎜程度でそれほど高くはないですが、周囲を山にかこまれた盆地で、寒暖の差があり、冷涼でキレイな山の水で育ったお米は当然美味しくなります。
ですので、今回の取材ではじめて知ったのですが、このあたりはかつて穂岐山米(ほきやままい)とよばれる美味しいお米の取れる産地として有名だったそうです。
さらに、知らなかったことが、、、
「おまんのお爺も、自転車に乗って米を仕入れに来よったぜよ」
なんと石川米穀店の先々代からお世話になっている生産者さんでした。
自然環境がお米を美味しくさせる
福留さんに米づくりのこだわりを聞きました。
笑いながら「んーなんじゃろうねぇ。ほおっちょったち、ここの米は美味しゅうなるきねぇ」と、
「でも、いつ来ても畔の草がキレイに刈られていて、田んぼにヒエが生えてないですね」というと、
「あー、そらぁ草はしょっちゅう刈りゆうぜよ。当たり前のことやき」とのこと
どうやら、当たり前のことを毎日コツコツ続ければここの棚田を包む山や谷の自然環境がお米を美味しくしてくれるようです。
福留さんのこだわりは、自然と上手く付き合っていくことなのでしょう。
次の世代に残したい美しい棚田の風景と、美味しい棚田米
この棚田にそそぐ小川の前に立つと、ホタル舞う谷の風景が浮かんだり、カエルや虫の合唱が聞こえてきて、
みんな仲良くいきているんだなぁ、と実感します。
この風景をいつか皆さんにも体験してほしいと強く思いました。
ぜひ皆さん!福留さんの棚田米を食べて応援をしてください。