「山田のかかし市」とは
15年続く、700人の生産者からなる直売コーナー
「山田のかかし市」は、2005年バリュー「かがみの店」、「ノア店」内の小さな産直コーナーから始まりました。
当初は34名の生産者で「生産者自らが運営するお店」として始まり、今では生産者の登録者は700人、常時出荷している生産者は400人になっています。
山田のかかし市で出荷される商品
新鮮な路地野菜を中心に、有機の野菜、しいたけ、花、惣菜、加工品まで多種多様な商品がスーパーの一角で販売しています。
お客さんは、「山田のかかし市」の商品を楽しみにしており、開店前から並ぶ人もおり、日曜日は昼ぐらいにはほとんどなくなるということもよくあります。
オーガニック野菜の取り組み
「山田のかかし市」の中にはもう一つ別にグループがあり、その名を「有機農業研究会」といいます。
産直野菜通販「TABEGORO」の商品の6割がこの有機農業研究会の生産者の商品です。
現会長の山中さん(80歳)はこう言います。
「有機農業をもっと認識してほしい。安全、栄養成分が多いとという面だけでなく、有機農業の野菜はおいしい。と食べてもらって知ってほしい。
僕らが有機農業をやる理由は、有機野菜がおいしいからです。
おいしくないと意味がないし、おいしい野菜は栄養もあります。」
野菜を中心とした生活
今、沢山の人が免疫力を上げるということに気を使っています。
免疫力を上げるためには、気、血、動が重要なフレーズになります。
気
ストレスがないこと、空気が気持ち良いこと
血
良いものを食べると良い血液になります。野菜を中心とした生活で腸がきれいになり良い血が作られます。
動
1日20分でも良いから運動をすること
84%が森林の高知県のおいしい空気で育った野菜を毎日料理して食べるだけで免疫力は上がっていくでしょう。
農業を次ぐ人を育てている
農家が少量でも販売でき、自分で値段をつけることができる仕組みは、次の担い手を育てます。
売る場所がある。努力が成果に結びつく場があることが農業者を育てます。
ある80歳になるおばあさんの話ですが、1反の畑で年間100万の売上を作りました。
息子が帰ってきて後を継ぐという事例もできています。
産直市は、直接お客さんと触れ合うことができます。
自分の作った野菜の評価を直接聞くことができます。
お客さんに期待されるから、もっと喜ばれるものを作ろうと思います。
安定した販路を約束できたら、もっと若い人が農業のあとを継いでくれると思っています。
産直野菜の定期便は、食べる人、作る人、売る人が共感しあえる場であると思っています。
山田のかかし市担当の仕事
「山田のかかし市」の担当は高木さんといいます。
高木さんは、700人の全生産者と会っています。
生産者の顔とメインで出荷する野菜、その畑の場所も知っています。
そのため、商品が早くに売り切れてしまった時は、生産者に電話して、畑に直接取りに行くこともあります。
山田のかかし市野菜の基準
基準は、栽培履歴をつけることとしています。
どの時期にどのような作業をしたのか?
どのような肥料をどれくらい使ったのか?
を栽培工程に沿って記録してもらいます。
自分の商品の保証と責任を生産者で管理することが基準です。
サイズや形については、基準はありません。
しかし、生産者は、近隣に住んでいる農家であり、生産者自身が当店のお客さんです。
質の悪い商品を出すと自分自身の信頼を傷つけることになります。
農家は、産直市に出荷する時に他の人の野菜を見て研究します。
お客さんが買う野菜はどのような袋詰をしているのか、どれくらいの量にすれば買いやすいのか?
珍しい野菜は売れるのか?
そうやって、お客様が欲しい商品が基準として固まってきています。
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