物部川流域の在来作物と伝統食 その1

こんにちは、TABEGORO店主の石川です。

 ブログ2本目は、TABEGOROの拠点である 香美市 の在来作物について書きます。

おそらく1回では語りきれないので何回かに分けて書いていきます。

 

さて、いまから3年前の2018年 香美市ものづくり会議物部川ブランド分科会 として、物部川源流域 在来作物 伝統食 についての調査を行いました。

目的は、香美市の新しい特産品づくりです。

高知県庁からの支援でアドバイザーとして 農と生き物研究所 の 谷川さん を派遣してもらい 奥物部 の集落を5回に分けて調査を実施。

 

調査中の谷川さん

↑農と生き物研究所 谷川さんの写真

また同年6月には、当社の 生産者直売所 山田のかかし市 の活動報告会 基調講演にて 山形大学農学部江頭教授 「在来作物で地域の魅力を掘り起こそう」 のお題で講演をしてもらいました。

山田のかかし市 活動報告会で講演する江頭教授

↑山形大学農学部 江頭教授の講演時の写真

江頭教授には講演の前日に 物部町神池 地区に入ってもらい在来作物と思われるいくつかの作物の畑を見てもらい、住民の方への聞き取りもしていただきました。

 その時の江頭教授のお話しを聞いて、どうしても山形に行きたくなり同年8月31日~9月2日にかけて、山形県内を江頭教授の案内で 在来作物の保存活動 をされている方々を訪問しました。

山形県の田園風景 2018年8月31日

↑山形県の田園風景

偶然にも今日は2021年の9月1日なので丁度3年前の今日の出来事です。

山形市の八百屋 グリーンショップはらだ さんでは、常設で 山形の在来作物 の売場があり地域の在来作物や伝統食の伝承活動をされていました。

グリーンショップはらだ

江頭教授と山形のグリーンショップはらださんを訪問した時の写真

また、鶴岡市にある 奥田シェフ の有名なレストラン アル・ケッチャーノ は在来作物の活用の最先端基地でしたし、宿泊した民宿 知憩軒 は伝統食の学び舎でした。

知憩軒

鶴岡市の民宿「知憩軒」の女将と谷川さん

そしてなんといっても だだちゃ豆 は、在来作物の巨人でした。

だだちゃ豆

鶴岡市大泉地区の直売所でのだだちゃ豆の売場写真

丁度のこの時期は、だだちゃ豆の最盛期で、すっかりだだちゃ豆の虜になって帰ってきました。

江頭教授に紹介してもらった鶴岡の 石塚農園さんのだだちゃ豆 を当社のスーパーマーケット バリュー でも毎年販売しております。

治五左衛門 石塚農園

↑だだちゃ豆の生産者 石塚農園の石塚さん

石塚さんのだだちゃ豆、本当においしいです!

この時に見聞きしたことが今の分科会の活動の原点になっております。

 

鶴岡市大泉地区のだだちゃ豆の石碑

↑鶴岡市大泉地区のだだちゃ豆の石碑

さて、奥物部に5回入った調査の結果、多数の在来作物であろう農作物を発掘したのですが、その中から3つの作物を分科会として有望な作物として選定させていただきました。

さて、それはどんな作物なのか?

それは、次回お話したいと思います。

ということで今日のところはここまで~!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは次回をおたのしみに~!

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